[メイン]
魔術師 :
……さて、最初だから簡単にいこうか。
僕は魔術師、流浪の魔術師さ。
【どこにも根付かず、さまざまな所を旅するのが僕】……というのは、さておいて。
ある時僕が立ち寄った王国の話をしよう。
そこでは【魔法が信じられていなかった】。
ペテン、あるいは奇術。存在しない、人々を拐かす悪術。
当然、僕もまた奇異と侮蔑……排他の眼で見られたものさ。
そんな時、【その国の王が僕を招いた】。
[メイン]
魔術師 :
「お前は本当に魔術が使えるのか? 使えるというのなら、それを証明して見せろ」
「出来ないというのなら、お前は国を乱す者として処刑しよう」
おっとっと、こわいこわい。流石に僕は死を無視することは出来ないんだ。
しかし僕は魔法をそこまで公に使う訳にはいかなかった。
証明の為、と言って見せたが最後、祭り上げられてしまうかもしれないからね。
だから僕は初歩も初歩、浮遊の魔法を使って見せた。
[メイン]
魔術師 :
魔力を練り上げ、呪文を唱えれば──【ひとりでに体が浮き上がった】!
【体にはロープなどは括りつけられていない】。
【支える柱なども存在しない】。
【落下した訳でもなく、数分程度地から足は離れていた】。
【そして、無事に地面に降り立った】。
そんなものを見れば、彼らも魔法を認める他ない。
ここだけの話、として……僕は解放され、すぐにその王国を去った。
そんな昔のお話さ。
[メイン]
魔術師 :
【僕はロープや支え無しに体が浮き上がることは魔法であると主張する】
【君たちはニンゲンの手によって上記のことが実現可能である、と提示出来たら勝ちとなる】
[メイン]
魔術師 :
……さて、問題文は終わりさ。
あとはお好きにどうぞ?
[メイン]
魔術師 :
一応制限時間として……0時頃までとしよう
【挑戦者が居る場合は多少は延長するかもしれないが少なかったり、難航したり、誰も居なかった場合は上記の時刻で答えを出そう】
[メイン]
解答シャン :
復唱要求
浮遊したのは魔術師1人だけだった
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>浮遊したのは魔術師1人だけだった
【それを認める】
【以降、ゲーム中それを認めるという文言は、要求内容を一言一句復唱したものとして扱う】
[メイン]
解答シャン :
復唱要求
魔術師の立っている地面に特別な細工はされていなかった
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>魔術師の立っている地面に特別な細工はされていなかった
【それを認める】
[メイン]
解答シャン :
復唱要求
浮遊の間、身体は一部分すら一切地面に着いていなかった
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>浮遊の間、身体は一部分すら一切地面に着いていなかった
【それを認める】
[メイン]
魔術師 :
【地面から浮いている間は、体のどの部分も地面に着いていなかったよ】
【手も足も、指先すらもね】
[メイン]
解答シャン :
復唱要求
王国自体に一般的な視点から見て何らかの異常が発生していた
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>王国自体に一般的な視点から見て何らかの異常が発生していた
ふふ……普段だったら拒否しているんだろうけれどね
今回は初心者向けってことでこう返そうか
【王国は一般的視点で見て、特に異常などは発生していなかった】
[メイン]
解答シャン :
復唱要求
浮遊していた魔術師は実体である
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>浮遊していた魔術師は実体である
【それを認める】
……実体以外だった場合、それはそれで魔法になっちゃいそうだけどね?
[メイン]
解答シャン2 :
復唱要求
魔術師は浮遊の際に何らかの道具を使用していない
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>魔術師は浮遊の際に何らかの道具を使用していない
ふふ、魔術師というものは様々な道具を使って魔術を行使するものだよ?
……と、言いたい所なのだけれど今回は
【それを認める】
[メイン]
解答シャン2 :
なるほどなァ
ジェットパック担いで飛んだ可能性は潰れたか
[メイン] 魔術師 : ふふっ……それに、それだとすぐに幻想が暴かれてしまうだろうしね
[メイン]
解答シャン :
復唱要求
その当時の気候や風向きなどは至って普通であった
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>その当時の気候や風向きなどは至って普通であった
【それを認める】
[メイン]
解答シャン3 :
復唱要求
王国の重力は現実の地球の重力と同じである
[メイン]
解答シャン2 :
復唱要求
魔術師の身体能力は常識的な範疇である
[メイン]
解答シャン3 :
復唱要求
今回定義されているニンゲンとは一般的な人間のことである
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>王国の重力は現実の地球の重力と同じである
>復唱要求
>魔術師の身体能力は常識的な範疇である
>復唱要求
>今回定義されているニンゲンとは一般的な人間のことである
【それを認める】
【現実の地球と同程度の重力であるし】
【僕は常識的な人間と同程度の身体能力だし】
【ニンゲンは一般的な人間さ!】
[メイン]
解答シャン2 :
復唱要求
ここでの地面の定義とは床の事のみを指す
[メイン]
解答シャン2 :
例えば本を積み上げてその上に乗った場合はどうだ?
床には体のどの部分も着いていないと言える
[メイン]
解答シャン3 :
復唱要求
浮遊の瞬間、足以外の部分は誰にも触られていないし、なにも付けていなかった
[メイン]
解答シャン4 :
復唱要求
魔術師は水の中を泳いでいた
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>ここでの地面の定義とは床の事のみを指す
【地面とは床及び、両足で立ち、歩くことの出来る一定の面積を有する足場である】
>復唱要求
>浮遊の瞬間、足以外の部分は誰にも触られていないし、なにも付けていなかった
【それを認める】
>復唱要求
>魔術師は水の中を泳いでいた
あっはは!
【僕はその場に浮いていたよ】
[メイン]
解答シャン3 :
復唱要求
【無事に地面に降り立った】、とは生物学的に五体満足かつ健康異常がない状態である
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>【無事に地面に降り立った】、とは生物学的に五体満足かつ健康異常がない状態である
【それを認める】
【僕は物語が終わった後も健康で怪我も病気も体調不良も起きていない】
[メイン]
解答シャン3 :
復唱要求
魔術師は人間である
[メイン]
解答シャン4 :
青き真実
『王国とは何らかの無重力実験施設!開始時には通常重力であり、魔術師はその実験の影響で一時的な無重力により浮遊した!』
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>魔術師は人間である
そ……れは認めたら幻想が……破綻するなぁ……!
【身体能力は一般的】ってことでひとつ……
>青き真実
>『王国とは何らかの無重力実験施設!開始時には通常重力であり、魔術師はその実験の影響で一時的な無重力により浮遊した!』
【王国は実験施設ではなく、僕は浮遊時に通常の重力に曝されていた!】
[メイン]
解答シャン4 :
青き真実
『魔術師はジャンプにより跳躍し、その様をスローモーションカメラで撮影する事で映像内では数分間の浮遊を実現した!』
[メイン] 解答シャン4 : ごくわずかとはいえ飛び浮遊した実体の魔術師もこれなら存在できるが…どうだ?
[メイン]
魔術師 :
>青き真実
>『魔術師はジャンプにより跳躍し、その様をスローモーションカメラで撮影する事で映像内では数分間の浮遊を実現した!』
来たね ガトリング
【スローモーションカメラなどの機材は使われていない!】
【僕は実時間として数分間浮遊していた!!】
[メイン]
解答シャン3 :
復唱要求
王国内での1秒は現実での1秒と同じであり、1分は現実での1分と同じである
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>王国内での1秒は現実での1秒と同じであり、1分は現実での1分と同じである
【それを認める】
【時間が異常に早かったり、遅かったりはしないよ】
[メイン]
解答シャン :
復唱要求
浮遊を披露した場所は乗り物のように動いている場では無かった
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>浮遊を披露した場所は乗り物のように動いている場では無かった
【それを認める】
[メイン]
解答シャン4 :
青き真実
『魔術師はジャンプしながら手に持った時計の時刻を数分動かした!』
[メイン]
魔術師 :
>青き真実
>『魔術師はジャンプしながら手に持った時計の時刻を数分動かした!』
【僕は何も手に持ってなかった!】
【本当に実時間で数分間浮いていたからね!】
【時計の針を動かしてはーい数分経ちました、とはしていない!】
[メイン]
解答シャン3 :
復唱要求
降り立った地面は浮遊を開始した場所と全く同じ場所である
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>降り立った地面は浮遊を開始した場所と全く同じ場所である
【それを認める】
[メイン] お助け第二姫 : はー! どっこいしょー!!!
[メイン] お助け第二姫 : わたくしはお助けキャラですわー!
[メイン]
お助け第二姫 :
あと1時間とすこし!
挑戦シャンのみなさまをおうえんするためはせ参じましたのー!
[メイン]
お助け第二姫 :
わたくしは赤き真実は使えませんが……
代わりにみなさまにアドバイスですわー!
[メイン]
お助け第二姫 :
・魔術師さまはひどくずるい逃げを1度行っている
返した赤字の中に、めいかくなみすりーどを狙ったものがありますわー!
[メイン]
お助け第二姫 :
・道具とは?
魔術師さまは
>物を作ったり、仕事をはかどらせたりするのに使う器具の総称。
この意味で使っていますわー!
[メイン]
お助け第二姫 :
あとは あとはー…
・魔術師は青き真実にて斬られない限り負けない
これはおわすれなきように!
[メイン] お助け第二姫 : 以上ですわー!
[メイン] お助け第二姫 : みなさまのけんとうをお祈りしていましてよー!
[メイン]
解答シャン3 :
復唱要求
撮影機材やビデオカメラ機能を持つ物は使われていない
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>撮影機材やビデオカメラ機能を持つ物は使われていない
【それを認める】
[メイン]
怪盗シャン6 :
復唱要求
魔術師は自分の靴に細工をしていない
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>魔術師は自分の靴に細工をしていない
【それを認める】
【僕が着ている服は至って普通の既製品】
【特殊な細工などはないよ】
[メイン]
解答シャン :
復唱要求
浮遊中の気候もまた至って普通である
浮遊中に竜巻などの現象に見舞わてはいない
[メイン]
解答シャン4 :
復唱要求
今回において魔術師の名を持つ者は複数人存在しない
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>浮遊中の気候もまた至って普通である
>浮遊中に竜巻などの現象に見舞わてはいない
>復唱要求
>今回において魔術師の名を持つ者は複数人存在しない
【それを認める】
【一般的に言うなら快晴だった】
【そして、魔術師は僕は1人だけだ】
[メイン]
怪盗シャン6 :
復唱要求
魔術師は建物の中にいた
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>魔術師は建物の中にいた
……拒否しよう、外でも中でも同じ事だろう?
[メイン]
解答シャン4 :
>浮遊の瞬間、足以外の部分は誰にも触られていないし、なにも付けていなかった
>【それを認める】
復唱要求
浮遊時魔術師は全裸だった
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>浮遊時魔術師は全裸だった
えっ
[メイン] 魔術師 : ふ、【服着てるよ……!!!】
[メイン]
解答シャン2 :
>復唱要求
>ここでの地面の定義とは床の事のみを指す
【地面とは床及び、両足で立ち、歩くことの出来る一定の面積を有する足場である】
復唱要求
つまり立っている事しかできない場所は「地面」ではない?
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>つまり立っている事しかできない場所は「地面」ではない?
【それを認める】
【歩くことの出来ない小さな足場は地面には含まない】
【しかし、それらの地面に類さない足場にも浮いている最中は接していない】
[メイン]
解答シャン3 :
復唱要求
浮遊する際、半径5mに魔術師と着ている服と地面以外の物体は存在していない
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>浮遊する際、半径5mに魔術師と着ている服以外の物体は存在していない
拒否しよう、周囲には見物人も居たものでね
[メイン]
解答シャン3 :
青き真実
『魔術師は歩くことのできない立つことがやっとな物体の上に数分間立っていた』
[メイン]
魔術師 :
>青き真実
>『魔術師は歩くことのできない立つことがやっとな物体の上に数分間立っていた』
【僕は何かの上に立ってはいない!】
[メイン]
解答シャン :
復唱要求
ここで言う浮遊とは魔術師1人だけで成立する
[メイン]
解答シャン7 :
復唱要求
魔術師が行った浮遊を見ていた人間は複数いた
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>ここで言う浮遊とは魔術師1人のみで成立する
それは……
……手間がかなりかかるものでね
ましてや秘密裏にやる、となれば余計だ
>復唱要求
>魔術師が行った浮遊を見ていた人間は複数いた
【それを認める】
[メイン]
解答シャン3 :
青き真実
『魔術師は近くに置いていたひとり浮かすのに十分な風力の扇風機の上にジャンプし、そこで数分間浮かんでいた!』
[メイン]
解答シャン7 :
復唱要求
魔術師の浮遊は魔法を信じていない人間が浮遊の最中に全方位から見ても違和感を持たれないものだった
[メイン]
魔術師 :
>青き真実
>『魔術師は近くに置いていたひとり浮かすのに十分な風力の扇風機の上にジャンプし、そこで数分間浮かんでいた!』
【僕は風力では浮いていない!】
>復唱要求
>魔術師の浮遊は魔法を信じていない人間が浮遊の最中に全方位から見ても違和感を持たれないものだった
【それを認める】
[メイン]
解答シャン7 :
復唱要求
浮遊の見物人の視覚は正常だった
[メイン]
解答シャン3 :
復唱要求
これは3次元空間内での出来事である
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>浮遊の見物人の視覚は正常だった
>復唱要求
>これは3次元空間内での出来事である
【それを認める】
[メイン]
解答シャン2 :
復唱要求
浮遊の動力には魔術師以外の人力が関与している
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>浮遊の動力には魔術師以外の人力が関与している
復唱拒否さ
動力、という観点なら僕の魔術のみなんだもの!
[メイン]
解答シャン7 :
復唱要求
魔術師に協力者は存在しなかった
[メイン]
解答シャン2 :
まァ…そらそうか
ステイルメイトだな…ルフィ
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>魔術師に協力者は存在しなかった
復唱拒否、魔術というものは望まぬ協力を行わせるものでもあるからね
[メイン]
解答シャン3 :
青き真実
『魔術師は周囲の人間と組体操をして、人間ピラミッドの上で数分間立っていた』
[メイン]
魔術師 :
>青き真実
>『魔術師は周囲の人間と組体操をして、人間ピラミッドの上で数分間立っていた』
【僕は人の上に乗っていない!!!】
[メイン]
怪盗シャン6 :
青き真実
『魔術師は透明の板で作ったブランコに飛び乗り、数分間座っていた』
[メイン]
魔術師 :
>青き真実
>『魔術師は透明の板で作ったブランコに飛び乗り、数分間座っていた』
【僕は浮遊中何かに座ったりはしていないよ】
[メイン]
解答シャン7 :
復唱要求
今回の話の舞台である世界の技術水準は現代と同程度である
[メイン]
魔術師 :
>復唱要求
>今回の話の舞台である世界の技術水準は現代と同程度である
【それを認める】
[メイン] お助け第二姫 : デスワ…
[メイン]
お助け第二姫 :
ふ‐ゆう〔‐イウ〕【浮遊/浮×游】 の解説
[名](スル)
1 空中や水面に浮かびただようこと。
[メイン] お助け第二姫 : デスワ…
[メイン]
解答シャン4 :
青き真実
『魔術師は水中、もしくは水の上に浮かんでいた!』
[メイン]
魔術師 :
>青き真実
>『魔術師は水中、もしくは水の上に浮かんでいた!』
く……うう……
流石に………
[メイン] 魔術師 : 心臓そのものを刺されてしまったら、悪あがきも出来ないな……
[メイン] 魔術師 : ……リザイン、降参だ
[メイン]
魔術師 :
◇答え
【答えは単純。四肢が自由に動かせる程度の、人の身長よりも高い天井の部屋を用意する】
【その部屋に僕を入れた後、扉を閉めて密封する】
【上部に設置された窓から水を流し込んでいって……部屋を水没させていく】
【……モノには、浮力というものがあるだろう?】
【ある程度まで部屋が水没すれば、あとは僕が自然に浮くだけさ】
【数分浮かんだ後、部屋の水を抜く】
【そうすれば、水の抜かれた部屋に降り立ち……無事地面に足を付けられたってことだね】
[メイン]
魔術師 :
これが答えさ
【水に浮けば、何にも触れずに浮かび上がれる】
[メイン]
魔術師 :
……さて、見事僕は討ち果たされた
つまりは
[メイン] 魔術師 : 宴だァ~~~~~!!!!
[メイン] 解答シャン7 : 宴だァ~~~!!
[メイン] 解答シャン3 : 宴だァ〜〜!!
[メイン] 解答シャン4 : 宴だァ~~~!!
[メイン] 魔術師 : 解答シャン及び怪盗シャンのみんなよくやった!!!
[メイン] 怪盗シャン6 : 宴だァ~~~!!
[メイン] 解答シャン : 宴だァ〜〜〜!!
[メイン] 魔術師 : 簡単にしようと思ったけど思ったより難航させてしまってごべ~~~~ん!!!!!
[メイン] 解答シャン2 : お前なら…いい…
[メイン] 解答シャン4 : お前なら…いい…
[メイン] 解答シャン2 : 浮遊という文字の定義から攻めてくるのは予想外だっただろ
[メイン] 解答シャン3 : いや...水について深掘できなかったおれたちのミスだな...
[メイン] 魔術師 : 水を使って浮いてしまえば何にも触れずに浮かべるな~って発想から作った問題だったよ
[メイン]
解答シャン :
なるほどなァ…
いい問題だっただろ
[メイン]
魔術師 :
うわあり!
問題作るのが何分数か月以上ぶりだったからね…